物事にはタイムリミットがある〜マオがくれたもの〜

18年間一緒に育った、猫のマオが虹の橋を渡りました。

ここ数年、老猫なのでそろそろ死を覚悟しておくべきだとは、思っていたのですが、なんやかんやでマオは元気だったので、まだ大丈夫だと思っていました。

ところが9月に、急に容態が悪化してあっという間に逝ってしまいました。

いつかは誰だって死ぬ、当たり前の自然の摂理とわかっていても、世の中にはこんなに悲しいことがあるのかと...母とたくさん泣きました。

マオと出会ったのは、私が12歳の時。

一戸建てに引っ越してきたので、家族で念願の猫をお迎えしました。

マオは私にとって最初の猫であり、兄弟であり、かけがえのない存在になりました。

私はその当時、転校後馴染めずいじめられていました。学校に行きたくないけど、行かないといけない。明日が来なければいい。毎日、つらくて、つらくて、死にたいと思っていました。
でも、マオがいたから、心の拠り所があったから、死なずに生きていけました。

マオとの暮らしは楽しくて、楽しくて、もっと早く出会ってればよかったのにと思いました。

そして私は大人になり、5年前に結婚して新居(実家の近く)に引っ越したのですが、実家にマオを置いて行くことがずっと気がかりでした。

仕事で忙しい時はなかなか行けませんが、基本的に週に2、3日はマオに顔を出しに行っていました。

今更してもどうしようもない後悔…

最後を看取ることができなかった…

もっと一緒に居たかった...新居に引っ越す時にマオを引き取ればよかった...

もっと、まぐろとささみを食べさせてあげればよかった...

今回、マオの死を通して、物事にはタイムリミットがあることをあらためて実感しました。

やりたいこと、やるべきことはやる。後悔のないように生きる。

そして、もう一人の大切な猫の家族のルビ(17歳!)に幸せな老後を、1日でも長く楽しく生きて欲しいと母と奮闘しています。

慢性鼻炎の目と鼻掃除、向き合う時間を作っています。

マオのことはこれからもずっと忘れない。